タイトル: パレ・ド・キョート/現実のたてる音
会期: 2015.11.7~23
時間: 11:00~19:00
会場: ARTZONE & VOXビル
企画: ゲストキュレーター: 長谷川新、ゲストオーガナイザー: 高木 薫(DJもしもし)
パレ・ド・キョート/現実のたてる音
会期////////////////////
▶︎「現実のたてる音」: 2015年11月7日(土)〜11月22日(日) 11:00〜19:00
(会期中無休 ※一部作品は23日もご覧いただけます)
▶︎「パレ・ド・キョート」: 2015年11月23日(月・祝) 0:00〜17:00
参加作家////////////////////
▶︎「現実のたてる音」:
荒木 悠、大城 真、大和田俊、小西紀行、田中功起、多和圭三、風能奈々、百瀬 文
▶︎「パレ・ド・キョート」:
網守将平、Iku sakan、内橋和久、L?K?O、大城 真、大和田俊、危口統之(悪魔のしるし)、
工藤冬里(maher shalal hash baz)、core of bells、Jon yon sunとジョン(犬)、
関口大和(YAMAT)、鳥肌 実、中山晃子、hyslom、百頭たけし、水内義人、森岡友樹、
YPY(日野浩 志郎) and more…
入場料////////////////////
▶︎「現実のたてる音」:500円
※高校生以下、および京都造形芸術大学在学生は証明書のご提示により無料でご入場いただけます。
※「パレ・ド・キョート」ご予約の方、前売り券購入の方は予約メールもしくは前売りチケットのご提示により無料でご入場いただけます。
▶︎「パレ・ド・キョート」:3,500円(1ドリンク込)
※「現実のたてる音」チケットのご提示により500円引きとさせていただきます。
販売方法////////////////////
▶︎「現実のたてる音」:
当日券=展覧会会場受付にてチケットを販売。
▶︎「パレ・ド・キョート」:
当日券=イベント会場受付にてチケットを販売。
前売り券=
1. 直接購入: 11月7日(土) 11:00よりARTZONE受付にて販売開始。
2. ネット予約:特設ウェブサイト(近日公開予定)予約専用フォームにて受け付け。
3. メール予約:名前/住所/電話番号/人数/年齢を記載し[palais_de_kyoto@artzone.jp]宛に送信。確認メールの返送をもって予約完了。
※入場規制があった場合、ご予約の方、前売り券購入の方優先となります。ご了承ください。
ステートメント////////////////////
京都造形芸術大学が運営するギャラリーARTZONEは、京都三条のVOXビルにある。
70年代に建てられた、打ちっ放しのコンクリートのビル。VOXは「声」を意味する。
展覧会のキュラトリアルは長谷川新が担当し、イベントのオーガナイズは高木薫(DJもしもし)が担当する。展覧会とイベントは対等である。
展覧会について
>VOXビル全体を使って、音の展覧会をする。サウンドアートはもとより、音を直接の主題としない作品も含めた展示を行なう。音は否応なく存在し、なにかがあること(あるいはなにかがないこと)を知らしめるものだからだ。たとえば空腹時に体内から発せられる音によって、自分の体の内部に空洞があるのだ、と理解するように。タイトルは「現実のたてる音」とする。
イベントについて
>VOXビル全体を使って、展覧会最終日である11月23日、深夜0時から翌夕方まで同時多発的に複数の出来事が発生する。それはフランスにある美術館パレ・ド・トーキョーの一時的なインストールになると思うので、タイトルを「パレ・ド・キョート」とする。
ふたりのあいだで共有された情報
>フランスの大通りパレ・ド・トーキョーが、かつて第一次大戦の戦勝国である日本にちなんで名付けられ、第二次大戦後、今度はアヴニュ・ド・ニューヨークへと再改名されたように、11月23日は、GHQによって「新嘗祭」から「勤労感謝の日」と名付け直されている。
戦時中、金属供出の命令によって、寺院の鐘もまた、その多くが武器へと姿を変えた。
数万という鐘が、いまアートの楽園と称される直島の精練所へと送り込まれた。
幸いにして使用されずに返却された鐘のなかには、成分チェックのために3つ穴が開けられているものがあるという。
以下、ふたりのステートメントを併記する。
それを仮に声と呼んでもらっても、一向に構わない。
———
『パレ・ド・キョート』
「今の今まで今だったのに(…)
世界の終わりには雨がふるらしい」
-Lantern Parade『世界の終わりには雨が』
ある日の夕方。
単に、金管楽器は武器に似ている。 単に、溶かされずに残った寺の鐘には三つ並んだ穴が空いている。 単に、夕方には湯気とご飯を煮込む鍋が必要だ。
溶けたそれらは雨になって降った時がある。空気はうまく震えただろう。 でもね、それでも時間軸は流れるのだろうか。 いつもそれらは同時に、いつもそれらには場所すらないのかもしれない、とは思わないだろうか。
ある夜、ある朝、ある昼と、(防音材はお布団で。防音材は卵ケース。防音材は食器を洗うスポンジだったこともある。)
現実は、たてる音。
———
『現実のたてる音』
「君もみんなと同じですよ。」アリョーシャはしめくくった。
「つまり、大多数の人と同じなんです。ただ、みんなと同じような人になってはいけませんよ、本当に。」「みんながそういう人間でもですか?」
「ええ、みんながそういう人間でも、君だけはそうじゃない人間になってください。」
-フョードル・ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』
ドン。ドスン。
バン。
キュルキュル。(胃の活動音)
ジジジ。ぱたぱたぱたぱた。チ、チ。ぴっ。
キュン。(子宮の軋み)
くっ。するするする。ドドドドドドドドドドドド。
ひゅーーーーーーーーーーー。
パラパラパラパラパラ。ぽんっ。
ざくっ。(ちゃんと痛い)
こほん。
ジャ、ジャ。
無音。(話したいことはたくさんあるんだけど)
ジジジジジジ。りんりんりんりんりん。
ギィィィィィィィィィィィィィィィ。
どくん。
現実が、たてる音。
クレジット////////////////////
主催: 京都造形芸術大学
企画: ゲストキュレーター: 長谷川新、ゲストオーガナイザー: 高木 薫(DJもしもし)
協賛: YODOYA
協力: 青山|目黒、ARATANIURANO、小山藝術計劃、hino gallery、VOX hall、VOXビル
フライヤー & ウェブデザイン: 熊谷篤史
イメージアート: 森本晃司
※詳細は特設ウェブサイト(近日公開予定)をご参照ください。
会期////////////////////
▶︎「現実のたてる音」: 2015年11月7日(土)〜11月22日(日) 11:00〜19:00
(会期中無休 ※一部作品は23日もご覧いただけます)
▶︎「パレ・ド・キョート」: 2015年11月23日(月・祝) 0:00〜17:00
参加作家////////////////////
▶︎「現実のたてる音」:
荒木 悠、大城 真、大和田俊、小西紀行、田中功起、多和圭三、風能奈々、百瀬 文
▶︎「パレ・ド・キョート」:
網守将平、Iku sakan、内橋和久、L?K?O、大城 真、大和田俊、危口統之(悪魔のしるし)、
工藤冬里(maher shalal hash baz)、core of bells、Jon yon sunとジョン(犬)、
関口大和(YAMAT)、鳥肌 実、中山晃子、hyslom、百頭たけし、水内義人、森岡友樹、
YPY(日野浩 志郎) and more…
入場料////////////////////
▶︎「現実のたてる音」:500円
※高校生以下、および京都造形芸術大学在学生は証明書のご提示により無料でご入場いただけます。
※「パレ・ド・キョート」ご予約の方、前売り券購入の方は予約メールもしくは前売りチケットのご提示により無料でご入場いただけます。
▶︎「パレ・ド・キョート」:3,500円(1ドリンク込)
※「現実のたてる音」チケットのご提示により500円引きとさせていただきます。
販売方法////////////////////
▶︎「現実のたてる音」:
当日券=展覧会会場受付にてチケットを販売。
▶︎「パレ・ド・キョート」:
当日券=イベント会場受付にてチケットを販売。
前売り券=
1. 直接購入: 11月7日(土) 11:00よりARTZONE受付にて販売開始。
2. ネット予約:特設ウェブサイト(近日公開予定)予約専用フォームにて受け付け。
3. メール予約:名前/住所/電話番号/人数/年齢を記載し[palais_de_kyoto@artzone.jp]宛に送信。確認メールの返送をもって予約完了。
※入場規制があった場合、ご予約の方、前売り券購入の方優先となります。ご了承ください。
ステートメント////////////////////
京都造形芸術大学が運営するギャラリーARTZONEは、京都三条のVOXビルにある。
70年代に建てられた、打ちっ放しのコンクリートのビル。VOXは「声」を意味する。
展覧会のキュラトリアルは長谷川新が担当し、イベントのオーガナイズは高木薫(DJもしもし)が担当する。展覧会とイベントは対等である。
展覧会について
>VOXビル全体を使って、音の展覧会をする。サウンドアートはもとより、音を直接の主題としない作品も含めた展示を行なう。音は否応なく存在し、なにかがあること(あるいはなにかがないこと)を知らしめるものだからだ。たとえば空腹時に体内から発せられる音によって、自分の体の内部に空洞があるのだ、と理解するように。タイトルは「現実のたてる音」とする。
イベントについて
>VOXビル全体を使って、展覧会最終日である11月23日、深夜0時から翌夕方まで同時多発的に複数の出来事が発生する。それはフランスにある美術館パレ・ド・トーキョーの一時的なインストールになると思うので、タイトルを「パレ・ド・キョート」とする。
ふたりのあいだで共有された情報
>フランスの大通りパレ・ド・トーキョーが、かつて第一次大戦の戦勝国である日本にちなんで名付けられ、第二次大戦後、今度はアヴニュ・ド・ニューヨークへと再改名されたように、11月23日は、GHQによって「新嘗祭」から「勤労感謝の日」と名付け直されている。
戦時中、金属供出の命令によって、寺院の鐘もまた、その多くが武器へと姿を変えた。
数万という鐘が、いまアートの楽園と称される直島の精練所へと送り込まれた。
幸いにして使用されずに返却された鐘のなかには、成分チェックのために3つ穴が開けられているものがあるという。
以下、ふたりのステートメントを併記する。
それを仮に声と呼んでもらっても、一向に構わない。
———
『パレ・ド・キョート』
「今の今まで今だったのに(…)
世界の終わりには雨がふるらしい」
-Lantern Parade『世界の終わりには雨が』
ある日の夕方。
単に、金管楽器は武器に似ている。 単に、溶かされずに残った寺の鐘には三つ並んだ穴が空いている。 単に、夕方には湯気とご飯を煮込む鍋が必要だ。
溶けたそれらは雨になって降った時がある。空気はうまく震えただろう。 でもね、それでも時間軸は流れるのだろうか。 いつもそれらは同時に、いつもそれらには場所すらないのかもしれない、とは思わないだろうか。
ある夜、ある朝、ある昼と、(防音材はお布団で。防音材は卵ケース。防音材は食器を洗うスポンジだったこともある。)
現実は、たてる音。
———
『現実のたてる音』
「君もみんなと同じですよ。」アリョーシャはしめくくった。
「つまり、大多数の人と同じなんです。ただ、みんなと同じような人になってはいけませんよ、本当に。」「みんながそういう人間でもですか?」
「ええ、みんながそういう人間でも、君だけはそうじゃない人間になってください。」
-フョードル・ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』
ドン。ドスン。
バン。
キュルキュル。(胃の活動音)
ジジジ。ぱたぱたぱたぱた。チ、チ。ぴっ。
キュン。(子宮の軋み)
くっ。するするする。ドドドドドドドドドドドド。
ひゅーーーーーーーーーーー。
パラパラパラパラパラ。ぽんっ。
ざくっ。(ちゃんと痛い)
こほん。
ジャ、ジャ。
無音。(話したいことはたくさんあるんだけど)
ジジジジジジ。りんりんりんりんりん。
ギィィィィィィィィィィィィィィィ。
どくん。
現実が、たてる音。
クレジット////////////////////
主催: 京都造形芸術大学
企画: ゲストキュレーター: 長谷川新、ゲストオーガナイザー: 高木 薫(DJもしもし)
協賛: YODOYA
協力: 青山|目黒、ARATANIURANO、小山藝術計劃、hino gallery、VOX hall、VOXビル
フライヤー & ウェブデザイン: 熊谷篤史
イメージアート: 森本晃司
※詳細は特設ウェブサイト(近日公開予定)をご参照ください。
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